大学×数学×コメディの『数字であそぼ』は、神童と呼ばれた男が数学で挫折する様子が面白い名作

 

『数字であそぼ。』の概要

数学の楽しさを学べる青春キャンパスコメディ漫画『数字であそぼ。』は、ドラマ化されている「重要参考人探偵」や、宗教法人がテーマの「さんすくみ」などを描いた「絹田村子」先生による作品です。

月刊フラワーズ(flowers)にて連載されているこの作品は、2018年の12月に第1巻が発売されています。

『数字であそぼ。』のあらすじ

秀才・横辺建己(よこべたてき)は”一度見たものは忘れない”抜群の記憶力で、京都の名門・吉田大学の理学部に合格しており、周囲からノーベル賞を期待されるほどだった。しかし、大学の高度な数学(微分積分学)の授業を全く理解できず、神童と言われた彼は、人生で初めての挫折を味わう。

そして2年もの間、横辺は大学へ行けず苦悩の日々を送っていたが、スロットにハマって同じく単位を取得していない「北方創介」と出会い、ふたたび数学と向き合う。変わった教授や特徴的な友人たちに囲まれながら、数学を学ぶ前途多難な大学生活がスタートする。

数学で壊れた、元天才の様子が面白い

幕開け:暗記では解けない大学の数学に挫折

大学で数学を学ぶまで持ち前の記憶力により、定理や公式を覚えて問題を解いていた横辺。しかし、初の授業では全く内容が理解できませんでした。

そして暗記の苦手な女生徒・夏目まどかが数学の内容を理解して問題を解いていることを知り、高校までに学んだ数学と大学の数学の違いに気がつけず挫折します。ここから彼の変人っぷりが加速するのです。

系登録で壊れていく横辺が見せる歪んだ笑顔

第2巻では、横辺の最高にぶっ壊れた様子が見られます。

吉田大学理学部では2回生が終了すると同時に、「系登録」と呼ばれる専攻を決めるフェーズへと入ります。「数学」「生物」「物理」「化学」などからどれを選べばいいか苦悩する横辺。苦悩しすぎる横辺。系登録の締め切りまであと少しといった時期に、北方をはじめとする友人たちは、彼と2週間もの間連絡が取れなくなります。

そしてついに系登録の締切日に。ベンチに座っていた横辺を見つけた北方たちが、系登録について聞くと……。

現実逃避した笑顔と、友人のドン引きっぷり、最高です。

 

試し読みは「SHOGAKUKAN COMIC」で!!!

月刊フラワーズの出版社である、講談社公式サイト「SHOGAKUKAN COMIC」では、『数字であそぼ。』の試し読みが可能です。

ぜひ見てみてください!

 

 

 

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