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『警部補ダイマジン』は、「クロコーチ」のコンビが送る異色の刑事漫画
週刊漫画ゴラクにて連載中の『警部補ダイマジン』。汚れ刑事の活躍を描いた『クロコーチ』と同じく、「リチャード・ウー」&「コウノコウジ」のペアによる作品です。
捜査一課のエースで主人公の「台場陣」は、殺人も辞さない正義感の持ち主。狡猾で抜け目ない「管理官・平安才門」に弱みを握られて、ともに未解決事件の解決を目指します。
その過程では、旧帝国陸軍が秘密裏に創設した特殊部隊をはじめとする、国家の闇が見え隠れするのです。
殺人も躊躇わない刑事「台場陣」
首吊り偽装に見せかけて、殺人を犯した捜査一課のエース「台場陣」。しかし彼が、そんな法から逸脱した行為を行ったことには、ある理由がありました。
三十年以上捕まっていない幼女連続誘拐殺人犯が、警察庁OBの元警視監・天羽であるにも関わらず、警察の上層部は見て見ぬ振りをしていたのです。そんな状況に薄々感づいていた台場陣は、スリーパーホールドで天羽を気絶させてから首を吊って殺しました。
死ねえぇぇぇぇぇぇぇぇ!!
と言いながら、階段から殺人犯を突き落としたこともありました。
冷酷な管理官「平安才門」
未解決事件専門の「対策室特命捜査対策班」で管理官を務める「平安才門」。台場陣による殺人をすぐさま見抜いた人物です。
彼は、殺人を見逃す代わりに、台場陣へある交換条件を持ちかけます。それは、迷宮事件入り事件の謎を解明した上で、国や警察が手を出せない真犯人を台場陣に始末してもらうというもの。
人殺しだってバラしちゃいますよ
提案された交換条件に対し、渋る台場に平安が言った一言です。
それだけでなく平安は、人の弱みを詳細にメモした「ゲスノート」で人を脅したり、裏切り者かどうか確かめるために上官を危険に晒したりと、人を人とも思わない冷酷さで未解決事件の謎を追うのです。
(おまけ)茹でた卵で悲鳴を作れる
台場が殺した、警察庁OBの元警視監「天羽」。彼が死んだ直後に隣室の人間が、女性の悲鳴を聞いています。
それは天羽が幼女連続誘拐殺人犯であることを示した、台場によるヒントでした。悲鳴の作り方は、いたってシンプル。
茹でた卵をしゃもじのようなもので押して女性のような悲鳴を作ったのです。ぜひ皆さんも試してみてください。