年の差に迷い、それでも恋をし、そして笑い…
そんな、中年男性と若い女性を中心に描いた漫画を紹介します。
※常時更新
目次
映画が繋げるバイトの恋『水曜日のシネマ』(全5巻)
レンタルビデオ店で働く大学1年生「藤田奈緒」が、42歳の店長「奥田一平」と毎週水曜日に映画を見ます。
好きな映画のことになると子供みたいに純粋になる…。ストーカーに追いかけられた後の奈緒が安心できるまで、家の外で待機…。不器用だけど暖かい、そんな店長に奈緒は恋心を抱くようになります。
大学生と中年の関係性は、2人の共通項「映画」によって、どう変化していくのかが見所です。
漫画を読んだあと、映画が見たくなります。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』や、『ニュー・シネマ・パラダイス』などの往年の名作も紹介してくれるので、映画初心者にはうってつけかも。
好きだった人の娘と不思議な関係『しょうもない僕らの恋愛論』
活発な女子高生「谷村くるみ」や、ショートカットの似合う勝気な女性「森田絵里」と、40過ぎのイラストレーター「筒見拓郎」が繰り広げる、不思議な三角関係を描いた物語。
特に物語の鍵となるのが、女子高生のくるみ。くるみの亡き母親「安奈」は、拓郎の大学時代の想いびとで、安奈もまた拓郎のことが好きでした。血は争えないとでも言うように、くるみもまた拓郎に惹かれていくわけです。
高校時代から拓郎のことが好きだった「絵里」も巻き込み、3人の関係はどういう結末を迎えるのか。とても気になる作品です。
拓郎の仕事における悩みも見所。若手の台頭や次世代の育成で、「自分のセンスが古くなっている?」と疑心暗鬼になります。中年ならずとも、拓郎の苦悩は他人事ではないはず。
ファミレスの店長に恋をした美少女『恋は雨上がりのように』(全10巻)
無愛想で美人な高校2年生「橘あきら」が、子持ちバツイチのおじさん店長に恋をしました。
あきらの、同級生男子のライン交換は秒で断るのに、店長にはラインをしているか聞く、あからさまな態度の差が見ていて微笑ましいです。
映画でも再現されましたが、忘れ物をしたお客さんを追いかけてあきらが俊足を飛ばすシーン、素敵です。