空手少年の奮闘が熱い『三日月のドラゴン』は、要チェックの格闘漫画の新星!

 

不良に絡まれた少年が空手を学ぶ『三日月のドラゴン』

2019年の9月に発売された『三日月のドラゴン』は、心優しい高校1年生・月島龍之介が、不良から祖母を守るため空手を学ぶ青春格闘漫画。作者である長尾謙一郎先生にとって初の王道格闘漫画ということもあり、発売当初から注目を集めていました。

 

『三日月のドラゴン』大体のあらすじ

主人公の龍之介はある日、不良に絡まれている友人を助け、5万円を請求されてしまいます。龍之介は、不良たちに連絡先を知られてしまい、自宅にまで電話をかけられるほど脅される始末。

さらに家の壁に落書きまでされて、いつ唯一の家族である祖母が危険にさらされるかわからない状態で、龍之介は苦悩します。

そんな折り、「西田凡拙」と呼ばれる謎の眼鏡老人が、コンビニ強盗を倒すシーンを目撃。龍之介は、凡拙に空手を教えてもらおうとして、その場では断られてしまいますが、その日から龍之介の空手道が幕をあけます。

 

『三日月のドラゴン』の魅力的な登場キャラクターたち

『三日月のドラゴン』に登場する個性豊かなキャラクターたち。

まずは主人公の「月島龍之介」。彼は不良に絡まれた友人をボコられ覚悟で助けたりナイフを持ったコンビニ強盗へ果敢にもタックルしたりと、強い正義感を持っています。また、龍之介は6歳の時に両親を交通事故で失くしているため、唯一の肉親である祖母と二人暮らしで、生活費を稼ぐため日々コンビニバイト暮らしの毎日を送っているという苦労人。そして不良からおばあちゃんを守るため奮闘する、おばあちゃん思いの優しいキャラクターです。

そして龍之介が空手を学ぶきっかけになった「西田凡拙」。飄々としてつかみどころのない人物ですが、コンビニ強盗を謎の技で吹っ飛ばしたり、コンビニ強盗をハイキック1発でダウンさせたりと、底の知れない強さを披露しています。

その息子で逆立ちをしながら道を歩くという衝撃的な初登場を果たした「西田愚太郎」も、今後物語にどう絡んでくるのか注目。

また、龍之介の通う道場の門下生で、絵に描いたような美少女ヒロイン「桃山千秋」や、龍之介を組手でボコボコにした気が強すぎる門下生の「西田菊代」など、女性キャラクターも魅力的です。

そして、龍之介に5万円を請求した大網水産高校の不良たちは、「コイツの利子、何%にしときます?」「1日50パー」「それフツーに死ぬし。ウケる。」などとやりとりするほど、容赦のない悪人っぷり。彼らのおかげで、龍之介への応援したくなる気持ちがいやがおうでも増します。

 

三日月のドラゴン作者で、奇才と呼ばれる「長尾謙一郎」先生について

『三日月のドラゴン』の作者である「長尾謙一郎」先生。

ヤングサンデーで連載していた『おしゃれ手帳』は、汚れを知らない女子学生・小石川セツコが、ボッキノイローゼになるという下ネタを中心に、登場キャラの個人個人のエピソードも魅力的なギャグ漫画です。

ほかにも、主人公・竹之進のいたずら電話シーンが印象的な『ギャラクシー銀座』や、政治家を殺そうとするJ-POPユニットの2人を中心に物語が展開される『クリームソーダシティ』、などユーモラスな世界観が魅力的な作品を手がけています。

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