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ライフ〜人生の話〜って?
「ライフ〜人生の話〜」は、お笑い芸人・アルコ&ピース(平子さんと酒井さん)の2人による、TBSラジオ「D.C.GARAGE」内のワンコーナー。
このコーナーではラジオのまえのあなたが、今までどんな人生を歩んできたのか、これからどんな人生を過ごしていきたいかそんなライフな話を送ってもらっています。(引用:D.C.GARAGE)
平子さんと酒井さんが、リスナーから寄せられた「ライフ」をスタジオから飛び出して、ニューヨークはマンハッタン、グリニッジビレッジの小さなジャズバーや、ハワイオワフ島の東部ラニカイビーチからお送りしています。※というテイ
単なる下ネタで終わるバカ話から、考えさせる意味深なライフまで、幅広いテーマの話が数多く寄せられていることが特徴。加えて、最後の最後にとんでもないどんでん返しが待っているのは、ライフ最大の魅力だと思います。
このライフで平子さんと酒井さんは、ものまねしたり、ヤンキー風に読んだりと、内容ごとに読み方を変えていて、そこもまた面白いポイントです。
僕はそんな「ライフ〜人生の話〜」が大好き。この記事で、ライフに登場する珠玉の作品の数々を紹介していきましょう。
公式サイト↓
https://www.tbsradio.jp/dcg/
個人的にお気に入りのライフ
やっちゃいけないこと
先輩、サッカーの試合中に1番やっちゃいけないこと、何か知ってますか?え?オウンゴール?全然違いますよ。倫理観どうなってんですか。正解は殺人です。
後輩のやっちゃいけないことの大きさが面白いライフ。
このあとに待ち受ける予想外の事実は、ライフっぽい感じがして好きです。
グレイテストショーマン
(引用:amazon)
なぁボク。お小遣いはあるかい?おじさんはねぇ、真のグレイテストショーマンなんだよ。話は三日前に遡る。世話になっていたヤリマンの財布から、6万抜いたのがバレた俺は、全裸でアパートから放り出された。
引きのある序文。グレイテストショーマンはヒモでした。
エグザイルを名乗る目が血走ったジジイから教えてもらったダンスと
狼少年の真実?
狼少年の話ってあんじゃん。狼が出たぞーってやつ。(中略)でもさ、あれって村人もだいぶバカだよね。だってさ、狼が出たぞーってやつ100回繰り返してのよ。100回全部信じてんの。すげーバカじゃない?だって村人300人いんのよあれ。300人が同じ嘘に100回騙されてんの。だいぶバカっしょこれ。
話の内容に「そうだっけ?」と記憶の糸を思わず、手繰り寄せてしまうライフ。誰でも知ってる狼少年の話を、ここまで惹きつけられる話に昇華したこのライフは、最高の話だと思いました。
しかし、やはりこのライフでも最後にどんでん返しが待っています。
フラッシュモブに復讐する話
オレ、トウチャン、フラッシュモブに殺された。オレ、カタキ、うつ。フラッシュモブ、フクシュウする。オレ、生きる意味、感情、とっくに捨てた。オレ、フラッシュモブサークル、入った。今日、初めて、活動。俺、時限爆弾、バーン!楽しみ。
フラッシュモブに父親を殺された大学生?が、サークルの人間を爆弾で殺そうとする狂気が恐ろしいライフ。酒井さんが内容に合わせてカタコトで読んでいるのも、背筋が凍るような恐ろしさを演出。
始まる、1人、踊る。ワンダイレクション流れる。
フラッシュモブにありがちなネタ(ワンダイレクション)をぶち込んでくるところは、さすがアルピーラジオのリスナー。
「イニシエーションラブ」をも超える驚天動地のラストは、必聴。「イニシエーションラブ」読んだことも見たこともないですけど。いや、そもそもフラッシュモブに父親を殺されるってなんなんだ……
アナル感謝そばの話
僕の実家は蕎麦屋を営んでいる。
僕はまだ中学生だが高校を卒業したら、店をつぐつもりだ。うちの店には蕎麦のメニューが1つしかない。
それはアナル感謝そばだ。アナル感謝そばは、135年間5代に渡って受け継がれてきた。
最強のパワーワードが飛び出します。「アナル感謝そば」。「アナル(尻の穴)」+「感謝(心にありがたく感ずること)」+「そば(ソバの実を原料とする蕎麦粉を用いた日本の麺類)」、です。
僕はアナル感謝そばの肩甲骨を揉みほぐした。「ああ〜効く効く。おやっさん、あんたの息子、いいそば職人になるよ。」
どうやらアナル感謝そばには、人間と同じように肩甲骨があって、なおかつ人語を話すようです。猫又のように年月を経たことで話せるようになったのか、元から話せるのかはわかりませんが……
結局ライフのなかでアナル感謝そばの正体が明らかになることはありません。謎は深まるばかりです。
ちなみに、このライフが終わった後平子さんが、このライフを考えた”おさるのシンバル”に「おさるのシンバルは2週のお休みにしよう。2週の間送ってきたら出禁。」と言ったのが面白かったです。
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