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農業大学のキャンパスライフは非日常だらけ!
『もやしもん』は、「イブニング」「月刊モーニングtwo」で連載されていた石川雅之先生による作品。
菌を目視できる大学生「沢木直保」が、個性的な教授や先輩たちに巻き込まれながら、菌の働きについて学ぶお話です。
そんなもやしもんの舞台は、東京の“某農業大学”。度々開催される行事は、どれも特徴的なものばかりです。
この記事では、某農大のユニークな行事を紹介します。
新入生体験イベントは「野菜泥棒」!(1巻)
某農大には、新入生たちが体験するイベントがあります。それは学内の畑から春野菜を盗む、“野菜泥棒”です。
このイベントには、トラップが存在します。春野菜が採れる農場は2つあり、高濃度の農薬試験をしている方の野菜は食用ではありません。なので、その農場の野菜を盗もうとすると、笑顔で待ち構える先輩たちに捕まります。
そして、捕まった新入生は後日、顔写真と名前を学校の掲示板に張り出されることに…。
昔貧乏だった学生が農薬試験をしている方の野菜を盗むことがあったそう。なので、新入生に注意喚起として行われたのがこのイベントの始まりだった、とのこと。
自給自足の「春祭」は風船を割らないと終わらない!(2巻)
某農大の春祭は、出店で買い物をしたり、ゼミ同士で食べ物を交換したり、校内で自給自足をする祭です。
ほのぼのとした祭に見えますが、「校門の前に座っている大将格の風船を割り、鍵を手に入れる」という条件をクリアしないと、校内から出ることはできません。
校門の前に陣取るのは、「農志会」と呼ばれる黒タイツの集団。彼らを突破しなければ春祭は終わらないのです。
ちなみに校内に閉じ込められる期間は、毎年3日ほどの模様です。
アメフト部を倒す主婦おそるべし!の「収穫祭」(5巻)
収穫祭ではアイドルを招いてのイベント、美味しそうな料理が並ぶ出店など、さまざまな催しが開かれます。
特に注目したいのは、野菜の無料配布コーナーに殺到する主婦層。先着順の無料配布では、整列のためアメフト部が待機していますが、主婦の圧倒的なパワーに早々と潰されてしまいます。
ほかには、リング上で行われる立花助教授VS三上教授の格闘タイマンバトルも見逃せないコンテンツです。なんと立花助教授がこの勝負に勝つと、教授になることができます。
タイマンバトルで、立花助教授は「オラー三上ー」と呼び捨てで挑発したり、三上教授は教授で「立花殺す」とメッセージを残したり、普段上下関係にあるはずの2人がバチバチなのが面白いです笑